清水大成 地の利で好スタート 65で首位マーク 「(芥屋は)小6から回っている」
「男子ゴルフ・Sansan・KBCオーガスタ・第1日」(25日、芥屋GC=パー72)
ツアー未勝利の23歳、清水大成(ロピア)が8バーディー、1ボギーの65をマークして首位で発進した。河本力、古川雄大、長野泰雅、額賀辰徳、竹安俊也、トッド・ペク(米国)が1打差の2位。谷原秀人、時松隆光、稲森佑貴、昨年大会覇者のスコット・ビンセント(ジンバブエ)らが67で回り8位。前週優勝の岩田寛と賞金ランキング1位の比嘉一貴は68で23位、石川遼は56位だった。
福岡県春日市出身の清水が7アンダーと快進撃し、2年連続で初日首位に立った。昨年は8アンダーでトップタイの滑り出し。「(芥屋は)小6から回っているので、やりやすいんですかね」と笑みがこぼれた。
12番から3連続バーディーを記録するなど、8バーディー、1ボギー。「ティーショットが良くてストレスなく回ることができた」と、地元開催のアドバンテージを生かした。
大会前に不調だったパットを修正しようと、「気分転換で」パターをピン型からマレット型に変更。「試合で使ったのは初めてだが、違和感なく打てた。ヘッドが大きい分、方向を出しやすいし(高麗グリーンの)芝目に球が負けていない」と、手応え十分だ。
昨年は最終日に81と崩れ73位と失速。「ここで落ちたら成長していないことになる。気負わず、自分にプレッシャーをかけすぎず、同じリズムで回れたら」。ツアー初優勝を目指す23歳は口元を引き締めた。