原英莉花 首位発進 9バーディーで今季自己ベスト ジャンボの助言で腰痛治療受け回復

 「女子ゴルフ・ニトリ・レディース・第1日」(25日、小樽CC=パー72)

 原英莉花(23)=NIPPON EXPRESSホールディングス=が9バーディー、2ボギーの65でラウンドし、7アンダーで単独首位に立った。2打差2位に吉田優利。3打差3位に小祝さくら、藤田さいき、上田桃子の3選手がつけた。初優勝からの3週連続Vがかかる岩井千怜は1バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの77で5オーバー、94位と大きく出遅れた。

 豪快なショット、爆発的なゴルフが戻ってきた。出だしの10番パー4で8メートルを沈めた原は、11番は7メートル、12、13番はいずれも5メートルを決めて4連続バーディー発進。難しい16番パー4では169ヤードの第2打を50センチにつけるスーパーショット。後半の5番パー4では12メートルをズバリ。計9個のバーディーを奪った。

 復調してきたショットに加え「パットは朝の練習でストロークがよかったので安心してプレーに出られた」。今季ベストの65で今季初めて首位に立ち「私の中で優勝したいという意欲が湧いてきた。そこ(首位)にいるべくしていよう、という気持ちでプレーした」と振り返った。

 きっかけを作ってくれたのは師匠で男子のレジェンド、尾崎将司だ。持病の腰痛に悩まされていた7月末、東京都内の病院へ「行ってこい」と勧められた。注射などの治療を受け「今はほぼほぼ張りもない状態」に回復。ショットやアプローチ、パットへの自信も回復し「戦わなければ、戦いたいと思った」と心にも火がついた。

 高校2年時、ツアーの試合に初めて出たのが2015年、小樽CCでのニトリ・レディース。2日目に86をたたくなどして予選落ちしたが「コースセッティングや風景。考えられない難しさだった。それを毎年攻略する。その時の感じが浮かんでくる」と原にとって原点回帰の場だ。

 「なので大好き」というコースを「自分のしたいゴルフをして、いいスコアで攻略できたら」。残り3日間も先頭を走り続ける。

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