全米女子アマVの馬場咲希 孤軍奮闘で個人5位浮上 「いいスコアが出せて良かった」
「女子ゴルフ・世界女子アマチュアチーム選手権・第3日」(26日、サンノムラブラテシュ=パー72)
日本は一つスコアを伸ばして通算6アンダーとしたが、順位は二つ落として6位となった。個人では全米女子アマ選手権覇者の馬場咲希(17)=日本ウェルネス高=が69と健闘し、通算4アンダーで5位に浮上した。上田澪空(東京・共立女二高)は通算3オーバーで28位、橋本美月(東北福祉大)は同8オーバーで46位にとどまった。大会は上位2人の成績をその日のチームスコアとし、4日間の合計で争われる。
他の日本勢が精彩を欠く中、17歳の馬場が孤軍奮闘した。初日は3オーバーだった2024年パリ五輪会場で飛距離十分のショットを武器に3バーディー、1ボギーでまとめてチームに貢献。「もうちょっといけたかなとも思うが、このコースに苦手意識がある中でいいスコアが出せて良かった」と納得した。
この日は1Wのシャフトを変更。「ドライバーも良くなって、ショットもいい感じになってきた」と精度アップにつながった。一方で「バーディーチャンスについているのにパターがあんまり入らなくて、アンダーで回れたのは良かったんですけど、もう少し伸ばせたなというのはあります」と悔しさもある。
個人ではトップと3打差の5位。「とにかく明日、自信が持てるように、何の練習というよりかは、まずは自信を持ってできるように納得できるようやりたいです。パットもやります。優勝目指して、全力で」と逆転優勝は十分視界に入る。
チームとしても諦めていない。日本は首位のドイツを7打差で追う。目標の優勝へ向けて厳しい状況ながら、「最終日で思い切ったプレーができればいい。攻めて頑張りたい」と闘志を燃やした。