馬場咲希は個人4位タイ 日本は3位タイ 2年後のパリ五輪にも意欲
「女子ゴルフ・世界女子アマチュアチーム選手権・最終日」(27日、サンノムラブラテシュ=パー72)
6位から出た日本はスコアを6つ伸ばして、通算12アンダーとし首位と1打差の3位に入った。全米女子アマチュア選手権を日本選手として37年ぶりに制した馬場咲希(日本ウェルネス高)は5バーディー、3ボギーの70でスコアを2つ伸ばし、通算6アンダーで首位と1打差の4位だった。
70で回った上田澪空(東京・共立女二高)は通算1オーバーの16位。橋本美月(東北福祉大)は68と伸ばし、通算4オーバーの28位。大会は各チームで上位2人の成績をその日のチームスコアとし、4日間の合計で争われた。通算13アンダーでスウェーデンと米国が並んだが、各チーム3位選手のスコアで上回ったスウェーデンが優勝した。日本と並びドイツも3位に入った。
馬場は前半を3バーディー、2ボギーと一つ伸ばして折り返すと、後半も17番パー5でバーディーを奪った。 馬場の一問一答は以下の通り。
-2アンダーの今日を振り返ると。
「昨日、プレーが終わった後に明日は思い切って攻めるゴルフをしたいと言ったんですけど、今日はピンは狙っていったんですけど、なかなかうまくいかなくてドライバーも今日は曲がってしまって、フェアウエーから打てなくてバーディーチャンスにもつけられなかったので、悔しかったです。バーディーチャンスについたところでもうまくバーディーが取れなかったので今日は悔しいです」
-4日間を通しての感想は。
「初めての世界アマで、初めてのフランスで楽しかったし、今日は悔しい思いが強いですけど楽しかった」
-日本の順位はわかっていたか。
「後半の3ホール目のティーグラウンドで12アンダーで日本が1位にいるのを見て、そこで、その時点で私が1アンダーだったんですけど、『いやこれ私はスコア使われていないじゃん』と思って、そこで頑張ろうと思ったんですけど、またそこでドライバーを引っかけちゃって、そこからもうとにかくバーディを取ろうと思って、パー5でセカンドを無理やり2オンを狙ったらいいとこまで行って、うまくバーディーを取れたんで、すごい良かったんですけど、その次が少し問題でした」
-チーム戦をやってみた感想は。
「自分にとっては、ほぼ初めてのチーム戦で楽しい経験ができてよかったです」
-JGAのナショナルチームに今回入ってみた感想は。
「本当にみなさん、やさしくて面白かったです。技術面でもゼロラインを測ったりしたことが今までなかったんで、いろいろそれも教わったりして実際にメモを取ったりして勉強になりました。その他、結構ここはドライバーで行くホールが多くて、ドライバー使っての攻めのゴルフを学びましたし、そういうコースマネジメントを学びました」
-4日間、通用したことはあるか。課題になったこと何か。
「3日目まではショットがいい感じだったので、バーディーも多かったんですけど、今日崩れてしまって、ショットの精度はまだまだ伸びしろがあると思うんですけど、個人4位で1打差は悔しいですけど、ショットの精度的にはいい感じなのかなと思いました。でもパターを外しているのもあるので、それを考えたらもっとこれから上に行けるんじゃないかなと思います」
-米国との違いは感じたか。
「わたしは外国のゴルフが楽しいなと思っていて、アメリカも楽しくてもっとアメリカでプレーしたいと思っていたんですけど、今回フランスに来てみて、アメリカ以外にも海外の他の試合や海外選手と一緒に回る楽しさも感じました」
-今後の予定は。
「帰ってからは住友生命レディース東海クラシックに出ます」
-このル・ナショナルは2024年のオリンピック会場。
「オリンピックは夢の舞台なので、本当に本当に頑張る!と思っています。さっきギャラリーの人にも2024年にここでやるから待ってるね。と言ってくれて本当に頑張ろうと思いました」