馬場咲希 世界の頂へ“相棒”手配 ブラッシャー氏と再タッグ 全米女子アマでキャディー
ゴルフの世界女子アマチュアチーム選手権(フランス)で3位に入った日本の馬場咲希(日本ウェルネス高2年)、橋本美月(東北福祉大2年)、上田澪空(東京・共立女二高2年)が29日、羽田空港着の航空便で帰国した。馬場は出場が決まっている来年の全米女子オープン選手権で、全米女子アマチュア選手権優勝時のキャディーを起用することが分かった。
全米女子アマ優勝に続き、今大会は団体3位、個人4位。馬場は「すごく楽しかった」とチーム戦を満喫した。世界のトップアマとの戦いは「ピンを狙った攻めるゴルフができた」とした一方で「バーディーチャンスでパットが入らなかった」と課題を挙げた。
この日、あらためて「夢は海外のメジャーで優勝すること。将来は米女子ツアーで戦える選手になりたい」と目標を語った。実現へのプランはすでに進みつつある。
全米女子アマ優勝で、来年は全米女子プロ以外のメジャー4試合とオーガスタ・ナショナル女子アマに出場予定。特に楽しみなのは7月に米カリフォルニア州の名門ペブルビーチで開催される全米女子オープンで、すでにキャディーは決定済み。全米女子アマでバッグをかついだボウ・ブラッシャー氏だ。
父・哲也氏によると、同氏は過去にペブルビーチでも働いた経験があり、再タッグを組むことで“合意”。視力が0・7、0・2と悪く、グリーン上のラインを読むのが苦手な馬場にとってはこの上なく心強い存在だ。
米国各地の大学から入学の勧誘が殺到し、先週行われた米女子ツアーのCP女子オープンの出場オファーも届いた。今回の仏遠征と日程が重なり断ったが、世界の関係者が馬場の動向に注目している。