河本力 雨ニモ負ケズ(65)で4位浮上 ギリギリホールアウト「神様が味方」
「男子ゴルフ・シンハンドンヘ・オープン・第2日」(9日、KOMACC=パー71)
降雨によるコース復旧作業でスタートが1時間30分遅れたため33人がホールアウトできず、サスペンデッドとなった。首位と4打差の10位から出た河本力(22)が65で回り、通算11アンダーとして首位と3打差の4位に浮上した。ホールアウトするため終盤はスピードアップ。ギリギリで18ホールを終えた上にスコアも伸ばし、大満足の一日となった。今季2勝の比嘉一貴(27)が63で通算13アンダーに伸ばし、首位と1打差の2位で日本選手の最上位となった。
河本は初日にボギーの3ホールを全てバーディーとして鬱憤(うっぷん)を晴らした。「ボギーだったホールは全てパー(以上)を取るという目標をクリアできてうれしい」と満足げに振り返った。
悪天候の影響でスタートが午後1時30分にずれ込んだ。最終18番はグリーンのラインが全く見えなかったが、キャディーに細かく聞いて無事にパー。「(ホールアウトできないと)睡眠時間も違う。上がれて良かった。神様が味方してくれたのかな」と笑った。
2週前にツアー初優勝を飾ったが、次戦は予選落ち。「先週は前のめりになり過ぎた。まだ狙って勝てる実力はない。目の前のことに集中するだけ」と謙虚にツアー2勝目を狙う。