馬場咲希“手羽先”食べた~い 全米女子アマVの17歳ついに凱旋「強気なゴルフを」
「女子ゴルフ・住友生命レディース東海クラシック」(16日開幕、新南愛知CC美浜C=パー72)
14日は指定練習が行われ、8月の全米女子アマチュア選手権を制し、今大会が凱旋(がいせん)試合となる馬場咲希(17)=代々木高2年=はインの9ホールを練習ラウンド。自身の愛称でもある「手羽先」を期間中に一度は食べたいと、名古屋めしを楽しみに、世界を熱狂させた攻撃的なゴルフを披露すると誓った。
絶好調時の飛距離はなくても、攻撃的な姿勢は不変だ。477ヤードの15番パー5。ラフからの第2打はレイアップした馬場だが、フェアウエーから3番ユーティリティーで打ち直した球はピン右4メートルへ。「フェアウエーにいけば2オンを狙いたいなって思う」と本番を思い描いた。
8月に日本選手として37年ぶりに全米女子アマを制覇。凱旋(がいせん)試合となる今大会は、開幕前々日の練習ラウンドに約50人の報道陣が集結。「想像の4倍くらいでびっくりした」。一方で「その状況を楽しもうと思えた」と大きな注目を力に変えている。
問題は飛距離。今季は6月からの3カ月で全米女子オープン、全米女子ジュニア、全米女子アマと3度の米国遠征に加えて、世界チームアマチュア選手権でフランスへ。春先から比べると体重は6キロほど落ちたという。
ヘッドスピードも低下し、現在のドライバーの飛距離は20ヤード減の約250ヤード。ただ「飛距離がない中でほかでカバーできたらいいなって感じで、キャディーさんとも話して練習してます」。この日もグリーン周りのアプローチやバンカーショットを入念に確認した。
試合で何度も訪れたことの愛知県だが楽しみもある。「名物の手羽先とかカレーうどんとか教えてもらったので一回は食べたいな」。“手羽先”は名前の“ばばさき”から由来する自身のニックネームでもある。
初日は同じ長身選手の原や今季2勝の岩井千と同組。「全米女子アマのときのような、強気にピンを狙ってバーディーを取るゴルフを見せられたら」と燃えている。