今平周吾 技術で若者の壁に 初日に続くボギーなし64!ピンチなし1打差2位

 「男子ゴルフ・ANAオープン・第2日」(16日、札幌GC輪厚C=パー72)

 今季2勝し、3度目の賞金王がかかる今平周吾(29)=ダイヤ=が、8バーディーを奪取。前日に続くボギーなしで64をマークし、通算15アンダー、首位に1打差の2位に上がった。

 20代前半の初優勝が相次ぐ中で、10月に30歳になる今平が大きな壁になる。「ポテンシャルが高く、僕にはできないゴルフをできる選手が増えている。そういう選手に、技術で勝ちたい」。2018、19年の賞金王は、ツアーの看板選手になった風格を漂わせた。

 今大会の目標は、ボギーを打たないこと。前日は7バーディー、ボギーなし。そしてこの日もバーディーを取ったホールはことごとく1~2メートルにつけ、8バーディー、ノーボギーだった。2日間通して、ピンチは1度もなかったという。

 数年前までは海外で強豪選手たちとの飛距離の差を痛感し、筋トレを重視した。だが、それが原因でスイングを壊した。円熟期を迎えトレーニングは適度に、トータルバランスで考える。「(若い世代の)河本力選手とか岩崎亜久竜選手とか、パワーがあってうらやましい。一緒に回っても飛距離で置いていかれるので、逆に力を抜いている」という。

 賞金ランクは現在6位につけ3度目の賞金王は射程圏内。「あと1~2勝したい。年間3勝をやったことがないので、やってみたい」。この大会は2017年にプレーオフに進み、あと一歩で優勝を逃した。その時の相手が首位を走る池田。過去に雪辱し技で若い世代に勝ち方を見せつける。

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