17歳・馬場咲希 フィーバー満喫♪ 74位予選落ちも「悔しい気持ちより楽しかった」

 6番、パーパットを沈め、笑顔を見せる
 「一緒にいつものポーズいいですか?」という少女ファンのリクエストに笑顔で応える馬場咲希(撮影・高部洋祐)
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 「女子ゴルフ・住友生命レディース東海クラシック・第2日」(17日、新南愛知CC美浜C=パー72)

 91位から出た馬場咲希(17)=代々木高2年=は2バーディー、2ボギーの72でスコアを伸ばせず、通算4オーバーの74位で予選落ちした。8月の全米女子アマチュア選手権を日本選手として37年ぶりに制覇し、凱旋試合となった今大会。この日も多くのギャラリーの注目を集めた中で、後半に前日を上回る2バーディーを奪い、意地を見せた。尾関彩美悠が15番パー5でイーグルを奪うなど66をマークし、通算11アンダーで単独首位。

 エンジンの掛かりが遅かった。前半でスコアを二つ落とした馬場は、後半の5番パー5でこの日初バーディーを奪った。残り60ヤードの第3打を、58度のウエッジでピン左1・5メートル弱へ。これを沈めて笑顔を見せると、ようやく反撃を開始した。

 8番パー4でも残り75ヤードの第2打も手前1・8メートルへ。きっちり決めて「なかなかいい方向にいかないところが多かったが、二つ戻せたのはよかった」と胸をなで下ろした。

 初日に出遅れ、この日のギャラリーは前日ほどではなかったが注目を集めたのは同じ。「予選通過できなかったのですごく悔しい気持ちはあるが、2日間、大勢のギャラリーの前でプレーでき、自分的には悔しい気持ちより楽しかった」

 フェアウエーキープは初日より少ない3ホール。「アハハ、ひどすぎる…」と小声でつぶやいたが、終盤の7番パー4では力強いフェードボールをドライバーでかっ飛ばした。

 「昨日は曲がってしまって途中で振れなくなってしまった。きょうは絶対に振り切ろうと7番もそんな感じで打ったらよかった」。小技もさえて、6番では低く打ち出して止めたり、7番はエッジからカップインを狙ったり。多彩なアプローチでパーセーブした。

 次の国内ツアーは月末の日本女子オープン(千葉・紫CCすみれC)。「すごく距離が長いと聞いた。時間はあんまりないが飛距離を少しでも戻したい」。そのためにも米欧遠征後の不調、体重減からどれだけ回復できるか。「疲れを取るのもあると思うし、たくさん食べること?それもあると思う」。本来の姿を取り戻すために全力を尽くす。

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