石川遼が5位浮上 31歳祝う2イーグル 6打差大逆転再現へ意欲「あと18ホールある」

 「男子ゴルフ・ANAオープン・第3日」(17日、北海道札幌GC輪厚=パー72)

 31歳の誕生日を迎えた石川遼(カシオ)が2イーグルを決め、第3Rのベストスコアとなる68をマーク。通算12アンダーで5位に浮上した。6打差を追う最終日に、2010年中日クラウンズの再現となる大逆転を目指す。池田勇太が通算18アンダーにして初日からの首位を守った。今平周吾は3打差の2位。

 「本日が31歳の誕生日です。石川~遼!」。1番ティーにアナウンスが響くと、取り囲んだギャラリーから大きな拍手が起こった。石川は帽子を取り、笑顔で四方におじぎ。だがその直後、第1打を右の林に押し出し、2打目で脱出にも失敗。31歳最初のホールはボギーとなった。

 しかし真骨頂はここからだった。5番パー5は205ヤードを5番アイアンでピン奥10メートルに2オンさせ、最初のイーグル。さらに12番パー5もピン奥12メートルをカップに流し込み、2つ目を決めた。

 首位の池田までは6打差。6打差といえば、2010年中日クラウンズ最終日、58を出した奇跡の大逆転劇が思い出される。「あと18ホールある。(逆転の可能性は)勇太さんも、そして他の選手も思っているはず。最終日は流れをつかむ選手が、1人か2人出てくる。そこに自分も入りたい」。その池田はこの日、終盤にショットが乱れた。付け入るすきは、十分ある。

 ちなみに、誕生日の夜の予定は「トレーニングして、ごはん食べます。30歳の昨日と変わらずに。プレゼントに欲しい物は…炭酸シャンプーかな」。ファンにもらった拍手のお礼は、2年9カ月遠ざかっているプロ18勝目の晴れ姿だ。

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