ゴルフで８月の全米女子アマチュア選手権を日本選手として３７年ぶりに制した馬場咲希（１７）＝代々木高２年＝が２３日、元世界ランク１位の宮里藍さんと交流した。２４日から開催される「宮里藍インビテーショナル　Ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ　ｂｙ　ＳＵＮＴＯＲＹ」開幕前に、会場のＰＧＭ石岡ＧＣで行われた「ビジョン５４レッスン会」に参加。手を上げて質問するなど、積極的な姿を見せた。

　レッスン会を終えた馬場の元へやってきたのは、憧れの宮里さんだった。「おめでとう！１年ですごいお姉さんになったね」。ゴルフ界のレジェンドから全米女子アマ優勝を祝福され「うれしかったです」とはにかんだ。

　約１時間半のレッスン会では、宮里さんがメンタル維持の方法などを紹介。そして最後の質問コーナー。馬場は手を上げて、〝藍先生〟に体重維持の方法を聞いた。

　すると宮里さんが丁寧に回答。「こまめに食べることが大事。１ラウンドで２０００キロカロリーを消費すると言われていて結構食べないといけない。３ホールに１回ナッツを食べたり、プロテインを飲んだり、そういうことをしていました」。

　宮里「こまめに食べられそう？」

　馬場「はい！」

　宮里「だったら良かった」

　維持に悩んでいた体重に関する質問はすると決めていた馬場。熱心にメモを取り「一流選手がゴルフ以外でどう対応していたかが気になっていた。参考になったし、生かしたい」と充実の表情だ。

　２４日から始まる大会の優勝者には、宮里さんとエキシビションラウンドができる〝特典〟がある。「藍プロとラウンドできるなんてもう一生にあるか…ないんじゃないかなっていうぐらい。すごくラウンドしたいです」。最高のご褒美を笑顔で思い描いた。