山下美夢有 通算17アンダー8打差独走 36H最少記録1打届かずも「100点」
「女子ゴルフ・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子・第2日」(24日、利府GC=パー72)
首位から出た山下美夢有(21)=加賀電子=が5バーディー、ボギーなしの67でスコアを五つ伸ばし、通算17アンダーでトップを守った。初日にツアー新の60をマークし、この日はアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)の持つ36ホールの最少ストローク、126(18アンダー)に迫ったが1打及ばなかった。2位に8打差をつけて最終日に臨む。2位は9アンダーの三ケ島かなと竹田麗央。9打差4位に高橋彩華と上野菜々子がつけた。
最終18番パー5は、10メートルほどのバーディーパットが決まらなかった。ソレンスタムの記録に1打届かず17アンダーに終わった山下だったが、「精一杯やったので満足。100点満点」。ボギーなしで五つ伸ばした一日を振り返った。
前日はツアー新の60をマーク。「きょうはきょうなので切り替えて。アンダーパーで回れたら」とスタートした。いきなり1番パー4で第2打を50センチにつけバーディー。15アンダーまで伸ばして折り返したが、風が強まった後半は「ショットが左右に曲がった」と2バーディーだった。
4、11、14番のバーディーは、前週まで決まらなかった1ピン前後の距離を沈めたもの。この日から帯同するコーチの父・勝臣さんは「パットがショートする傾向があった。カップに入れるのでなく、通り過ぎるように打つ練習をしたのがよかった」と分析する。
8打リードで迎える最終日。記録やスコアは意識せず「目の前の一打をどう攻めていくか、しっかり考えるだけ」と山下。今季2勝目へ死角は見当たらない。