馬場咲希は2位 宮里藍さんの教え生かし「真っすぐ決めて打つことができた」
「ジュニア女子ゴルフ・宮里藍インビテーショナル Supported by SUNTORY」(25日、PGM石岡GC=パー72)
前日3位で8月の全米女子アマチュア選手権を日本選手として37年ぶりに制した馬場咲希(17)=代々木高2年=が、6バーディー、1ボギーの67で回り、通算9アンダーの135で2位となった。前日首位の叶結衣(14)=沖学園中3年=が通算10アンダーで優勝し、宮里藍さん(37)とのエキシビションラウンド権を得た。中学生の優勝は大会史上初となった。
中学生に惜しくも敗れたが、馬場はさっぱりとした表情だった。「この2日間はバーディチャンスをたくさん作ることができたんですけど、その後パターがなかなか入らなかった。今日は同じ組に1位を争う2人がいたので、そこを意識してやったら競り合った試合ができた」。勝負に徹したことで、スコアも伸びた。
大会期間中には宮里さんのレッスン会が行われ、一度ゴルフクラブを決断したら迷わずに集中することを教えられた。馬場は「今日も番手を悩んだ時とかに、真っすぐ決めて、その頭(に集中して)で打つことができた」と、集中力を保つことができたという。宮里さんも、馬場に「成長する中で、別の視野が持てるような少しでもきっかけになったら」とエールを送った。
29日からは日本女子オープン(千葉・紫CCすみれC)に出場する。「今回学んだことを実戦でやったら手応えがあったので、来週もそんな感じで迷わずにいきたい」と、笑顔で意気込んだ。