馬場咲希の豪打復活 アマ最上位22位 1番グリーン上で「緊張して震え」も楽しんだ

 「女子ゴルフ・日本女子オープン選手権・第1日」(29日、紫CCすみれC=パー72)

 初出場の馬場咲希(17)=代々木高2年=は1バーディー、2ボギーの73でラウンドし、1オーバーでアマチュアでは橋本美月らと並んで最上位の22位で初日を終えた。なぜか1番グリーン上から緊張して足が震えたというが、収まってからは270ヤード級の豪打も復活した。67で回った森田遥が5アンダーで首位。1打差2位に小祝さくら、3打差4位に吉田優利や岩井明愛がつけた。前年覇者の勝みなみはイーブンパーで9位。

 初日を終えた馬場は、1オーバーを「どちらかと言えば悔しい気持ちが大きい」と振り返った。同時に「7番のバーディーから、ゴルフ自体が変わってチャンスについた」。2メートル強を沈めて小さくガッツポーズしたメジャー初バーディーを前向きに受け止めた。

 スタート直前、全米女子アマチュア選手権優勝に対する日本ゴルフ協会からの特別賞として、37年前に同大会を制した服部道子さんから銀のプレートを授与された。「お皿を用意してくれていてうれしかった」。無難に1番のティーショットは終えたが、グリーン上で異変が起きた。

 「緊張して震えてた。なんでだろう?足が震えて構えたときにブルブルして」。国内凱旋(がいせん)となった前々週の住友生命レディース東海クラシックで大観衆に囲まれても楽しかったのに。2、3ホールで収まったが「それが逆に楽しかった。うふふ」と緊張した自分を笑った。

 予選落ちした前々週の悔しさから、1日約3時間のドライバーショットの練習で、トップとフォローが高い大きなスイングに改善。この日の前半はすべてフェアウエーを捉え、飛距離も復活した。

 後半は14、15番を連続ボギー。ただ最終18番で2メートル強をねじ込むなど「上がり3ホールはピンチをパーにできてよかった」と手応え十分に締めた。

 同組で回った勝、西郷の難易度の高いショットには目を見張った。勝からは「かつお節のお菓子をもらった」と満喫。「とにかく4日間戦いたい」という目標達成へ、勝負の2日目に臨む。

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