岡田絃希 6アンダー単独首位発進 直前26日に出場決定「チャンスものにしたい」
「男子ゴルフ・バンテリン東海クラシック・第1日」(29日、三好CC=パー71)
プロ7年目ながら昨季までレギュラーツアーの出場がわずか2試合の岡田絃希(25)=日本植生=が65をマークし、6アンダーで単独首位に立った。プロ転向直後からマレーシアで活動を続けた苦労人。開幕直前に出場資格を得た今大会は無欲で好スタートを切った。1打差の2位に今野大喜、プロ転向2戦目の中島啓太は首位と2打差の3位につけた。
最終18番も、約7メートルの難しいラインを読み切ったバーディーで締めくくった。岡田が6バーディー、ボギーなしでツアーの自己記録にあと1と迫る好スコア。「ドライバーが狙った所に打てた。大事なパットも要所で入ってくれた」と会心だ。
岡山・作陽高2年時に父の仕事の関係でマレーシアに渡った。現地の大学に進み、2016年にプロ転向。アジアツアーの下部ツアーなどで腕を磨いた。
常に後がない状況だ。今大会は欠場者が出たことなどで26日に出場が決まった。「(レギュラーツアーで)年内に出られるのは3試合くらい。数少ないチャンスをものにしたい」と貪欲に言い切った。単独首位にも守る気持ちは一切ない。「逃げずに思い切りやろう」。2日目以降も無心で攻める。