馬場咲希が予選突破!我慢のゴルフで「73」 首位と4打差「感覚的には悪くない」

 18番、バーディーパットを沈めギャラリーの拍手に笑顔で応える馬場咲希(撮影・開出牧)
 14番、ティーショットを放ち、笑顔で打球の行方を見つめる馬場咲希(撮影・開出牧)
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 「女子ゴルフ・日本女子オープン選手権・第2日」(30日、紫CCすみれC=パー72)

 22位から出たアマチュアの馬場咲希(17)=代々木高2年=は73でスコアを一つ落としたが、通算2オーバーの15位で決勝ラウンドに進んだ。2バーディー先行で一時は4位まで浮上したが終盤に3ボギー。4日間戦う目標はクリアし、首位と4打差で迎える3日目にさらに順位を上げ、強いプロとの上位での戦いを次のテーマにした。木村彩子が通算2アンダーで単独首位。1打差2位に森田遥と菅沼菜々、2打差4位に上田桃子ら5選手。

 この日も課題は後半だった。前半最後の18番パー5で2メートル弱を沈めてバーディーを奪った馬場は、4番パー5でもバーディー。一時は4位に浮上し「ボードに名前があったのでうれしかった」と喜んだのもつかの間だった。

 5番パー4をボギーとすると、7番パー5の第1打は足を滑らせてダフり、左前方の木に当たって約100ヤードしか飛ばなかった。第3打も木に当てボギー。8番パー3は下り1メートル弱のパーパットがカップに蹴られ、思わず手で口をふさいだ。

 「後半は集中力が切れた気がして」。2番のティーショット後にバナナをほおばり、水分も栄養ゼリーも取ったのだが。「もうちょっと補食を取ることかな」と課題を挙げた。

 プレー内容は悪くない。同組の勝、西郷がラフにつかまり苦しむ中、馬場は14ホール中10度、フェアウエーへ。ただバーディーパットが決まらない。10番は2メートル強、13番は3・5メートルが入らなかった。

 パットがカップをかすめるたびに膝を折って悔しがったが、気持ちは折れない。「一つ外したくらいでこれじゃダメ、一つ外しただけだよ、と心の中で言っている」。

 優勝した8月の全米女子アマはバーディーパットがズバズバと決まったが、父・哲也さんは「もともとが耐えるゴルフ。(予選通過した6月の)全米女子オープンもこんな感じ」。今大会の我慢比べも苦手ではない。

 馬場自身も「チャンスにもほどほどついているし、ピンチでもパーを拾えた。感覚的には悪くない」とスコアを伸ばす手応えはあるという。4日間プレーする目標は果たし「上位に行けば、すごく強いプロの方たちとラウンドできる。明日は上位を狙って頑張りたい」と上だけを見た。

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