大西魁斗が3位浮上 同年代ライバルと地元で火花 手応え十分「66」で2勝目視界
「男子ゴルフ・バンテリン東海クラシック・第2日」(30日、三好CC西C=パー71)
大西魁斗(23)=ZOZO=が地元愛知で優勝争いに躍り出た。22位からスタートし、66をマークして3位浮上。首位は7位から出てこの日のベストスコアの63をマークした桂川有人。首位と3打差の2位は岡田絃希。ホスト選手の星野陸也は通算3オーバーの74位で予選落ちした。
手応え十分のラウンドだった。大西は2番で5メートル近いバーディーパットを決めると、3番パー4では第2打をピンから1メートルにつけた。「最初に(バーディーを)二つ取れて、良いスタートを切れた。そこからはいくつかのチャンスがあった。パッティングが入ったのでバーディーが多かった」。後半も四つ伸ばし、ツアー初勝利を挙げたフジサンケイクラシック以来の2勝目が視界に入った。
追い掛ける相手は、愛知県内で小学生の頃から競ってきた同学年の桂川だ。第3ラウンドは最終組を同組で回る。2人が同組で回るのは、前週の予選ラウンドに続く7度目。桂川が初優勝した4月の大会では最終日に最終組を回った。
ライバルとのラウンドについて「楽しみ。(桂川は)ショットがすごくいい。パットが入ればいいスコアが出る」と話す。同組で回った時の2人のスコアを比較すると大西の1勝5敗。ただ、前回の「対戦」だった前週の2日目は大西が上回った。再びライバルを上回り、差を縮めたい。
優勝争いについては「まだ早い。4打差もある」と冷静だ。今大会は母をはじめ、多くの知り合いが来場している。第3ラウンドはライバルだけではなく、家族や知人にも強さを見せつける。