河本結が「力の姉」に危機感?逆転シード権獲得へ気合「燃え上がった」女子ゴルフ
「女子ゴルフ・スタンレー・レディースホンダ・第1日」(7日、東名CC=パー72)
降雨によるコースコンディション不良のため、競技が一時中断し、天候回復が見込めないため午後1時30分にサスペンデッドとなり出場全選手がホールアウトできなかった。河本結は11ホールを終えて2バーディー、1ボギーの1アンダーで暫定21位。前週の男子ツアーで2勝目を挙げた弟・力に負けない活躍を誓った。
姉の意地を見せなければならない。10番から出た河本は14番パー4で110ヤードの第2打をピッチングウエッジで50センチにつけバーディー。折り返しの1番パー4では10メートルを沈めるなど、復調し始めたショットと好調なパットを披露した。
弟の力が前週、男子ツアーのバンテリン東海クラシックで2勝目。自身は日本女子オープンに出場していたが「河本力のお姉ちゃんらしいよ」とギャラリーが話す声が聞こえた。
「河本力の姉と初めて言われた。ヤバい」
姉として、もちろん弟の優勝は喜ばしい。「成長してる姿を見られた。勝負強かった。プレーヤーとしてリスペクトする部分があると感じられたのがうれしかった」と尊敬の念を抱いたのは事実だ。一方で「弟の方が注目を浴びている。弟の方が強くなって、そのサブみたい(な存在)にならないように気をつけないと」と、うかうかしていられない。
現在、年間ポイントランクは68位(267・57点)で、来季シードの50位までは約100点差。「実際に弟は(男子ツアーで)賞金王争いもしていて、どんどん頑張って上向き。私も最低限、シード権を獲得、弟に添えられた姉でなく、一選手としてシードは取りたいという気持ちは燃え上がった」と闘志をみなぎらせる。
前々週のミヤギテレビ杯ダンロップ女子から「アドバイスをもらいながらやってきたが、それがハマってきた。自分の持ち味であるショットが戻ってきた感じはある」と復調傾向。「あしたは雨もやんで伸ばし合いになると思う。どんどんピンに絡んでいって、バーディーチャンスを打っていきたい」とシーズン最終盤の逆転シード権獲得へ気合を入れた。