蟬川泰果が95年ぶり日本OPアマ制覇へ王手 単独首位で最終日へ
「男子ゴルフ・日本オープン選手権・第3日」(22日、三甲GCジャパンC=パー70)
首位タイから出たアマチュアの蟬川泰果(東北福祉大3年)が1イーグル、7バーディー、2ボギーの63でスコアを七つ伸ばし、通算13アンダーに伸ばし、単独トップに立った。1927年の第1回大会を制した赤星六郎以来、95年ぶりの日本オープン・アマチュア優勝に王手をかけた。
蟬川は1、2番を連続バーディー発進。3、4番をボギーとしたがここから反撃した。5番パー4でバーディーを奪い返すと、518ヤードと長いパー4でもバーディー。圧巻は9番パー4だった。
この日は319ヤードの前のティーイングエリアを使用。3番ウッドでグリーンを狙い、ピン右8メートルに1オンに成功した。イーグルパットもど真ん中から沈めて右拳を強く握ってガッツポーズ。グリーン周りから見つめた数百人のギャラリーから大歓声が上がった。
後半も勢いが止まらず、10番パー4では花道からのアプローチを沈めてバーディー。12、15番でもバーディーを奪った。
63のスコアは蟬川が今大会第1ラウンドでマークした64を上回り、詳細な記録が残る1985年以降の日本オープンでのアマチュアによる最少ストローク。