星野陸也 地元で単独首位発進 今季ベストタイ63出た

 「男子ゴルフ・平和PGM選手権・第1日」(27日、PGM石岡GC=パー70)

 ツアー5勝の星野陸也(26)=興和=が7バーディー、ボギーなしの63をマークして単独首位に立った。64で回った大岩龍一、D・ペリーが1打差の2位。大型ルーキー中島啓太は4アンダー66で9位、石川遼は3アンダー67で16位発進となった。

 切れ味鋭いショットを武器に星野がリーダーズボードを駆け上がった。1番で第2打を50センチにつけてバーディー発進。10メートルを沈めた17番以外はすべてショットを1メートル以内につけてスコアを伸ばした。

 「今日はティーショットがよかったのでノーボギーで回れた。ショットの調子がやっと戻ってきました」

 今季は開幕から出場6試合連続でトップ10入りしたが、7月の全英オープン出場後は成績が低迷した。原因は体調不良。6月のツアー選手権森ビルカップ時に胃腸炎で体重が5キロ落ちたのが始まりで「全英から帰国後も体調を崩したし、先週は首を痛めてしまった」と顔をゆがめた。

 今大会は不振脱出の出口を模索するための出場だったが、いきなり初日に今季ベストタイの63。今週は笠間市内の自宅から通えるメリットもあり、4月に同じ石岡GCで開催されたISPSの試合では2位とコースの相性もいい。「地元に帰って気持ちをリセットしたらいいスコアが出せた。地元なのでより優勝したいなと思う」。“快気祝い”のチャンスは意外に早く訪れた。

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