中島啓太 3連続含む7バーディーで首位浮上 プロ初の頂点へ「チャンスつかみたい」
「男子ゴルフ・平和PGM選手権・第2日」(28日、PGM石岡GC=パー70)
9位から出た大型ルーキーの中島啓太(22)=フリー=が3番からの3連続を含む7バーディー、1ボギーの64を出し、通算10アンダーでブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)と並んで首位に立った。68で回った星野陸也が1打差の3位。大西魁斗、大岩龍一、木下稜介、チャン・キム、ブラッド・ケネディ(ともに米国)が通算8アンダーで4位に並んだ。石川遼は69で回り、通算4アンダー27位で決勝ラウンドへ進んだ。
精度の高いショットを駆使し、ビタビタピンに絡めた。中島が2日目で首位に立ったのは、アマチュア時代を含めて初めて。「今日はいいショットが出ていたし、昨日よりも内容は全然よくなっている」と自己評価した。
10番で第2打を1・5メートルにつけてバーディー発進すると、16、18番も1・5メートルを沈めた。後半もショットの切れは衰えず、3、4、5番で3連続バーディー。7番は第2打を50センチにつけて7個目のバーディーを奪った。
今大会がプロ転向後5試合目。わずかな時間で確実に成長の階段を上がっている。「プロになって感じるのは、大学との練習環境の違い。ラウンド後にイメージが消えないうちに練習できるし、芝の上から打てるのも大きい」と感謝した。
プロの試合では自身初めて首位で決勝ラウンドに臨む。「早く試合で勝ちたいという気持ちは変わっていない。しっかりチャンスをつかみたい」。アマチュアで勝った9月のパナソニックオープンに続き、プロでは初となる頂点を見据えた。