稲森佑貴 通算13アンダー首位浮上 ショット不調も「我慢のゴルフ」でこらえた
「男子ゴルフ・マイナビABCチャンピオンシップ・第3日」(5日、ABC・GC=パー72)
今季2勝の稲森佑貴(28)=国際スポーツ振興協会=が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算13アンダーの203で2位から首位に上がった。1打差の2位に64をマークした堀川未来夢、池村寛世、出水田大二郎が並んだ。首位から72と伸ばせなかった河本力が通算11アンダーで5位に後退。プロ転向初戦の蟬川泰果は70で回り、4アンダーの35位となった。
ツアー屈指の安定感を誇るショットが不調でも、スコアを伸ばした。首位に立った稲森は「全体的に我慢のゴルフ。ちょっと波があった」とほっとしたように話した。
3番までに2バーディーを奪う絶好のスタート。ところがこの後、昨シーズンまで6季連続フェアウエーキープ率1位を誇るティーショットがぶれだした。この日だけで5度もフェアウエーを外し「ずっと気持ち悪い状態。試行錯誤したが、はまってくれなかった」と首をかしげた。
ラウンド後、日没まで30分ほどのわずかな時間を練習場で費やした。「イメージだけでも(良くしたい)」とドライバーショットを調整。「4アンダーか5アンダーを出せればいいかな」と、逃げ切りに必要なスコアを思い描いた。