蟬川「目標にしていた」中島「自分ももう一回」 同組直接対決にライバル心露わ

 男子ゴルフの三井住友VISA太平洋マスターズ(賞金総額2億円、優勝4000万円)は開幕前日の9日、会場となる静岡県御殿場市の太平洋C御殿場C(7262ヤード、パー70)でプロアマ戦が行われ、ともに世界アマランク1位から今秋にプロ宣言した蟬川泰果(21)=東北福祉大4年=と中島啓太(22)=日体大4年=が参加。予選2日間の同組直接対決を前に、互いにライバルへのあふれる思いを語った。

 「このタイミングで同組とは。目標にしていた存在です」と蟬川は対抗心を隠せなかった。パー70の設定になってから63のコース記録を持つのは3人。そのうちの一人が2019年大会最終日の中島だ。そしてその日、蟬川は先輩選手のキャディーとして会場で偉業を目撃。「鳥肌が止まらなかった」という。

 一方、一足先にプロ宣言した中島は、蟬川が優勝した10月の日本オープンで21打差をつけられたことに「正直、悔しい」と唇をかむ。「泰果は(個人戦2位になった)夏の世界アマゴルフチーム選手権以来、いい波が来ている。自分ももう一回、コースレコードを出せるように」と話した。

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