古瀬幸一朗 苦しみながらも最後は5打差V 19歳若武者が初日からのリード守る
「ゴルフ・西日本アマチュアゴルフ選手権・最終日」(11日、土佐CC=パー72)
一般の部は首位から出た古瀬幸一朗(19)=満濃ヒルズ=が4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの71で回り、通算3アンダーの141をマーク。2位に5打差をつけて大会初優勝を果たした。シニアの部は松山慶三(67)=高知、グランドシニアの部は正木洋司(70)=大洲=が制した。
苦しみながらも最後は突き放した。初日から首位に立った古瀬が、見事に大会初優勝を果たした。
ピンチでも動じなかった。杉原に1打差をつけて迎えた8番。ティーショットをミスして痛いOB。ダブルボギーをたたいて杉原に1打リードを許した。
しかし、気合を入れ直して後半に臨んだ。13番で右ラフからの第2打を2メートルにつけてバーディー。16番は1・5メートルを沈めてバーディー。さらに続く17番では7メートルをねじ込んでスコアを伸ばした。2位・杉原に5打差をつけてフィニッシュ。「短いバーディーパットを外したりしましたが、逃げ切れたのは良かったです」と笑みを浮かべた。
香川県出身で現在、東北福祉大1年。「最近はショットを直しているところ」と技術の習得に余念がない。今大会はOBもあったが、ショットを軸にスコアメーク。そして、「パットが入ればもっと良くなる。課題が見つけられました」と、2日間で学んだことを今後に生かしていく。
四国学院大香川西3年時には、全国高校ゴルフ選手権団体戦で主将としてチームを優勝に導いた。将来性豊かな19歳。来年は四国アマ制覇、そして日本アマでの活躍を目標に掲げる。高知の地でタイトルを手にした若武者が、一歩ずつ成長していく。