大槻智春 イッキ首位浮上 親友・小平と回ってリラックス「いい刺激になる」

 「男子ゴルフ・ダンロップ・フェニックス・第2日」(18日、フェニックスCC=パー71)

 9月に3年4カ月ぶりの2勝目を挙げた大槻智春(32)=真清創設=が1イーグル、6バーディーを奪って63をマーク。一気に8つ伸ばして通算9アンダーにし、44位から首位に立った。佐藤大平(29)=クリヤマHD=も並んでいる。スーパールーキーの中島啓太(22)=日体大4年=は71と伸ばせず、通算3オーバーの74位。9月のプロ入り後、国内ツアー6戦目で初めて予選落ちした。

 大槻が好スコアを出したのは、同学年の小平智(アドミラル)と一緒に回ったことも大きかった。子供のころから互いの家に泊まりに行くほど仲がいい。「僕はプレー中に会話する方ではないけれど、小平はよく話しかけてくれる。リラックスしながらできた」。44歳の谷原秀人を交えた3人組は、20台前半の選手たちとはまた違った大人の雰囲気。そのリラックス効果で、63をたたき出した。

 実は9月の優勝後は調子を落とし、ずっと頭をひねりながら試合をしてきた。特にパッティングの悩みは深く、前週までは1~2メートルもろくに入らない状態だった。今年に入ってパターを10本くらい替えた。今週使っているピンタイプは、前週の2日目から。そのパターが、この日はいい仕事をした。伸ばした7ホールのうち、5ホールは5メートル以内を1パットで決めた。

 3日目の状況次第では、最終日に再び小平と同組になる可能性もある。「また一緒に回れたら。お互いにいい刺激になるだろうし」。そのときは、親友同士で優勝を争っているはずだ。

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