比嘉一貴 圧逃Vで賞金王“王手” 憧れウッズも制した大会「勝つことができて幸せ」

 「男子ゴルフ・ダンロップ・フェニックス・最終日」(20日、フェニックスCC=パー71)

 比嘉一貴(27)=フリー=が大会記録に並ぶ通算21アンダーで逃げ切り、今季4勝目を挙げるとともに、賞金王争いで2位に7400万円以上の差をつけて、初のキングに大きく近づいた。早ければ次週のカシオワールド・オープン(高知・Kochi黒潮CC)で賞金王が決まる。

 笑顔の少なさではツアー屈指の比嘉だが、優勝が決まるとようやく頬を緩めた。「タイガー・ウッズが勝ったトーナメントで勝つことができて幸せです」。そのウッズが勝った2004年のスコアは通算16アンダー。少年時代からの憧れの存在を抜いて勝ちきった。

 スコアの上では2位と3打差だが、実際はそれ以上の圧勝感を漂わせた。特にアイアンの切れ味は鋭く、パーオンを逃したのは4ホールだけ。米ツアーのミト・ペレイラ(チリ)やトム・キム(韓国)が猛チャージをかけても追いつけなかった。

 これで通算6勝目。「前週から優勝賞金4000万円の試合が四つ続くので、そのうち二つは勝ちたいと思っていた」。もう一つ勝てば賞金王が決まる。

 笑顔が少ないことは自覚している。「単純に、喜ぶのがヘタなんです。来週は笑ってできるように頑張ります」。とびっきりの笑顔は、賞金王が決まったときに見せる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス