石川遼 名物ホールの18番でバーディーパットを外すも「悔いはない」 68で12位

 18番、バーディーパットを外し悔しがる石川遼(撮影・開出牧)
 18番、紅葉をバックにティーショットを放ち打球を見つめる石川遼(撮影・開出牧)
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 「男子ゴルフ・日本シリーズJTカップ・第1日」(1日、東京よみうりCC=パー70)

 今大会2015、19年優勝の石川遼(31)=CASIO=が5バーディー、3ボギーの2アンダー68で12位につけた。

 石川がグリーン上で思わずしゃがみ込んだ。名物ホールの最終18番パー3。第1打をピン手前4メートルにナイスオン。絶好のバーディーチャンスだったが、カップに蹴られてしまった。「一番いいラインでいいパットが打てた。悔いは無いです」と笑顔で振り返った。

 過去2度優勝を果たした大会で相性は抜群。ショットの調子自体は万全ではなく、ビッグスコアこそ出せなかったが、要所を締めて好位置をキープした。ポイントは4番パー4。3打目まで納得いくショットが打てなかったものの、4メートルのパーパットを決めて流れを手放さなかった。

 「すごく好きな大会ですし、グリーンもきれいなので、やっていて楽しい。今日は集中力を切らさずにゴルフができた。4番は3回失敗したのにパー。あそこは今日一番気合を入れたパットだった」

 首位に3打差は十分に優勝の可能性がある。「残り3日も(パー5の)17番でバーディーを取って、18番で落とさないようにできれば」と3度目の頂点を見据えた。

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