石川遼 首位と3打差12位発進 要所締め好位置キープ「4番は今日一番気合入れた」
「男子ゴルフ・日本シリーズJTカップ・第1日」(1日、東京よみうりCC=パー70)
今大会2015、19年優勝の石川遼(31)=CASIO=が5バーディー、3ボギーの2アンダー68で12位につけた。5アンダー65をマークした稲森佑貴、C・キム、岩崎亜久竜が首位。今季賞金王が決まった比嘉一貴は1アンダー69で16位発進となった。
グリーン上で思わずしゃがみ込んだ。名物ホールの最終18番パー3。石川は第1打をピン手前4メートルにナイスオン。絶好のバーディーチャンスだったが、カップに蹴られてしまった。「一番いいラインでいいパットが打てた。悔いは無いです」と笑顔で振り返った。
過去2度優勝を果たした大会で相性は抜群。ショットの調子自体は万全ではなく、ビッグスコアこそ出せなかったが、要所を締めて好位置をキープした。ポイントは4番パー4。3打目まで納得いくショットが打てなかったものの、4メートルのパーパットを決めて流れを手放さなかった。
「すごく好きな大会ですし、グリーンもきれいなので、やっていて楽しい。今日は集中力を切らさずにゴルフができた。4番は3回失敗したのにパー。あそこは今日一番気合を入れたパットだった」
首位に3打差スタートは十分に優勝の可能性がある。「残り3日も(パー5の)17番でバーディーを取って、18番で落とさないようにできれば」と3度目の頂点を見据えた。