田村尚之プロ 華やかな3ツアーズの楽しい舞台裏
先週の3ツアーズで、男子、女子、シニアの全日程が終了しましたね。今年はどのツアーの代表選手も新顔の選手が多かったですね。ちなみに、この私も昨年の3ツアーズには出場していましてね、確か4回目だったかな。ここではテレビでは見れない3ツアーズの裏側をご紹介しましょうかね。
本戦前日の土曜日にはプロアマ大会が開催されます。このプロアマ大会、上位と飛び賞に入るとメインスポンサーの日立様から豪華な電気製品が贈られます。そのチームのプロも同じ電気製品が頂けるので、選手もやる気満々です。私は…まだもらったことないかな(笑)。
そしてプロアマ前日の金曜日夜には、ホテルで前夜祭が盛大に開催されるんですが、その前に出場選手は各ツアーのユニホームのアウターを着ての記念撮影などがあります。また3ツアーズのポスターが100枚くらい?ずらっと並べてあって、全選手が自分の顔写真の横に次々とサインしていきます。
私はプロになりたてのころ、サインを決めてなくて、名前を書いていたので時間がかかって、私の後ろは選手の大渋滞でしてね。それで、これはいかんと思ってサインを考えたんですよね。
また前夜祭では、全選手がステージに上がって、一人ずつ順番に抽選して、翌日一緒にラウンドさせて頂くアマチュアの組が決まります。抽選後はその方々のお席に降りていくわけですが、これが結構大変でしてね。
やっぱりアマチュアの方々は女子プロとラウンドしたい方が多いみたいでして(笑)。特に人気女子プロが抽選する時は、皆さんステージを見てて「えっ、うちじゃないの!?」なんて聞こえてきます。
ちなみに、シニア選手が抽選する時は、ほとんどの方がステージを見てなくて、お隣と談笑されています。それでお席に伺うと、「あっ、そうなの!?シニアの選手とで良かったよ」とは言って頂くんですが…。いつもほんと申し訳ない気持ちになってましたね(笑)。
◆田村尚之(たむら・なおゆき)1964年6月24日生まれ。廿日市市出身。修道中時代に関西ジュニアで優勝。高校、大学ではいったんゴルフを離れ、東京理科大卒業後、マツダ勤務時代に再開。現在は呉市の河商に勤務する。アマ時代の主な成績は日本ミッドアマ優勝3度、日本オープンベストアマなど。倉本昌弘プロの勧めでプロ転向を決意し、13年プロテストに一発合格。シニアツアー通算2勝。173センチ、65キロ。家族は妻と2子。長女は中国放送の田村友里アナウンサー。