馬場咲希 28年ロス五輪目指します 「ほかの試合と違う?」室伏長官に“17歳の疑問”
日本ゴルフ協会(JGA)は16日、2022年度JGAナショナルチーム慰労会を都内で開催した。室伏広治スポーツ庁長官(48)との座談会には女子の馬場咲希(17)=代々木高2年=と橋本美月(東北福祉大2年)、男子でプロ転向した中島啓太(日体大4年)、蟬川泰果(東北福祉大4年)が参加。将来五輪出場を目指す馬場は、陸上男子ハンマー投げで04年アテネ大会金メダルの長官に、五輪特有の雰囲気について質問した。
日本を代表するオリンピアンに、馬場が直球の質問をぶつけた。「オリンピックの雰囲気、空気感はほかの試合と違いますか?」
室伏長官は2016年リオデジャネイロ大会で112年ぶりに五輪競技に復活したゴルフの代表選手の反応を引き合いに回答。「コメントを見るとみんなすごく楽しんでいる。選手村で写真を撮ったり、プレーもそうだが普段できないことをぜひ楽しんで。いつもとは違う環境で頑張ってほしい」と激励した。
馬場がそんな質問をしたのも「出場するときに、ほかの試合と気持ちとか雰囲気とかが違うのかなと気になっていた」から。8月にナショナルチーム入りし、フランスで開催された世界女子アマチュアチーム選手権に出場。24年パリ大会の五輪会場でプレーし、「オリンピックは夢の舞台なので、本当に本当に頑張りたい」と話していた。
もちろん、現実的なのは1年半後ではなく、28年ロサンゼルス大会以降。「パリはちょっと難しいと思うが、何年後かの、次でもその次でもオリンピックには出たいと思う。競技人生が終わるまで目指して頑張ろうと思う」と決意表明した。
まずは全米女子オープンなど海外メジャー4試合に出場する来季へ。「将来に向けて全て吸収してくるつもりで、楽しむことを忘れず頑張りたい」。23年を将来の飛躍への土台となる1年にする。