松山英樹 奮闘の1年 LIV招待には「行くことない」「PGAツアーでやりたいことある」
男子ゴルフの松山英樹(30)=LEXUS=がこのほどインタビューに応じた。1月のソニー・オープンで米ツアー8勝目を挙げ、故障を抱えながら奮闘した2022年。超高額賞金の新ツアー「LIV招待」についても言及した。
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-ソニー・オープンの後は勝利に届かなかった。
「スタートはめちゃくちゃ良かったが(複数箇所の)けががあってトレーニングもできず、3月に首という大きなけがにつながった。その後はけがにずっと苦しめられた。気持ちの面で折れてしまうことが多かった」
-前年覇者だったマスターズ・トーナメントは万全ではない中で14位。
「試合を迎えられて、(4日間)できて良かったというのはあった。ただ、連覇できるほどの状態ではなかった」
-歴代王者をもてなす「チャンピオンズディナー」は大成功だった。
「(英語が)しゃべれないので(スピーチを)暗記した。終わった後の景色は、一生忘れることはない」
-「LIV招待」が始まって米ツアーと対立し、業界が分断された形に。
「チーム戦とか、面白いことをやってるとは思うし、分断されるほど悪いことではないというのが率直な気持ち。ただ、僕は(米男子の)PGAツアーでやりたいことがあるので、行くことはない。年齢がもう少し上だったら行っていたかもしれない。(米ツアーで)9勝目、10勝目を目指したいのが一番だ」
-自身は昨年に日本代表として東京五輪でプレーした。今年、サッカーのW杯で日本が強豪を破り健闘した。
「(決勝トーナメント1回戦の)クロアチア戦だけ見た。1次リーグはあえて見なかった。内心では勝ってほしいけど、他のスポーツを応援すると逆に負ける感じがするので、応援しない方がいいのかなと思った」
-23年の目標は。
「やっぱり、けがなくプレーしたい。そうしたら練習もできる。何度も優勝争いをしたい」