松山英樹が25位浮上 底力発揮でボギーなしの65 大逆転へ「まだチャンスある」

 「米男子ゴルフ・ソニー・オープン・第3日」(14日、ワイアラエCC=パー70)

 1選手が終えていなかった第2ラウンドと第3ラウンドが行われた。46位から出た前年覇者の松山英樹(30)=LEXUS=が5バーディー、ボギーなしの65をマーク。通算8アンダーに伸ばし、首位と7打差の25位に浮上して最終日に臨む。66で回った中島啓太は32位、67の蟬川泰果は43位、比嘉一貴は65位とした。ヘイデン・バックリー(米国)が通算15アンダーで首位。

 前年の覇者が意地を見せた。2日目までで3アンダーと波に乗り切れなかった松山がついに爆発。スコアを5つ伸ばし、「感触が良くないながらも、パターを打たなくてもいいような距離についたのは良かった」と息を吐いた。

 終盤に底力を発揮する。10番から出て後半は4番までに、バーディーを2つ先行。7番から圧巻の3連続バーディーで締めた。7番パー3で1メートルに。8番パー4はバンカーから残り162ヤードを7番アイアンで70センチに。好ショット連発でピンに絡める度に、ギャラリーが沸いた。

 内容には満足していない。序盤はパットに苦しみ続けた。グリーン上で苦戦し、スコアカード通りの展開が多く、首をかしげる場面が目立った。

 それでも、大逆転へまだ諦めない。前年の最終日は後半5打差から追いつき、プレーオフを制した。「パター次第ではまだチャンスがある」と松山。大まくりのゴルフに望みをつなぐ。

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