女子ゴルフのダイキンオーキッドレディースは３月２日、沖縄県の琉球ＧＣで開幕する。誰もが優勝で新シーズンに弾みをつけたい大会。昨年は西郷真央が初優勝し、トッププロへの階段を駆け上がった。今季開幕ダッシュを決めるのは誰か。注目選手の動向を探った。第２回は今大会２０２１年に優勝を果たしている小祝さくら（２４）＝ニトリ。

　昨季の小祝はリゾートトラストレディース、スタンレーレディースで２勝をマーク。メルセデスランキングは７位だった。一昨年の成績には届かなかったが、昨季はスイング改造に挑戦して臨んだ初めてのシーズンだったので、今季の巻き返しは十分に期待できるだろう。

　このオフはショットの精度アップを主眼に練習に励んだ。まず温暖な宮崎で徹底した打ち込み練習を行い、続いて米国で打ち込みとラウンド練習をこなした。仕上げは再び宮崎に戻って実戦的な練習を行い、満を持して沖縄に乗り込む。

　今大会は１８年こそ予選落ちだったが、１９年１７位、２０年の中止をはさみ、２１年優勝、２２年１３位と相性はいい。琉球ＧＣ独特の芝への対応を苦にしないところからも、２度目の優勝は手の届くところにある。

　小祝さくらの話「昨年の評価ポイントはシーズン後半からパッティングの調子が上がり安定したところです。特にスタンレーレディース最終日１７番のバーディーパットは印象に残っています。課題はショットの精度が良くなかったところなので、オフの間に正確なショットを打つための練習に取り組んでいます。ダイキンオーキッドは開幕戦なのでまずは予選通過を目指して頑張りたい。今年の目標はメジャー大会で優勝することと複数回優勝です」