3・2女子ゴルフ開幕戦・ダイキンオーキッド注目選手第3回 昨季ブレイク川崎春花「想像を超える1年に」
女子ゴルフのダイキンオーキッドレディースは3月2日、沖縄県の琉球GCで開幕する。108人の出場選手全員が優勝で新シーズンに弾みをつけたい大会で、今季の開幕ダッシュを決めるのは誰か。注目選手の動向を探った。第3回は昨年の日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯で初優勝を果たした川崎春花(19)=村田製作所。
ルーキーイヤーの昨年、川崎はすい星のごとく現れた。北海道meijiカップから3試合連続で予選落ちした直後のメジャー大会日本女子プロで劇的初優勝。高額賞金大会のマスターズGCレディースも制し、メルセデスランキング15位でシーズンを終えた。
昨季ドライビングディスタンスは243・75ヤード(全体の19位相当)と飛距離が出る上にフェアウエーキープ率が74・2188%(同14位相当)と高い。飛んで曲がらないショットと強気のパッティングが武器で、今季は昨季以上の活躍が期待される。
今オフは1月19日から22日まで長崎県内で合宿し、2月2日から8日までは宮崎県に移動して2度目の合宿。一番の狙いは1年間を戦い抜ける体力つくりで、相当ハードなトレーニングもこなしたという。また、自身が課題とする100ヤードの以内のショートゲーム強化にも取り組んだ。開幕戦の舞台となる琉球GCはティフトン芝への対応が難しいとされるが、一層進化した川崎なら大会初出場初優勝のチャンスは十分にあるだろう。
川崎春花の話「昨年はQT62位からのスタートで、まさか優勝ができて、シードをとれるとは思ってもいませんでした。想像を超える1年になりました。印象に残っている試合は日本女子プロゴルフ選手権。最終ホールのバーディーパットが入ってくれた時、ギャラリーの方々が拍手してくださったことが強く印象に残っています。昨年は後半戦で体力がもたなかったことが課題なので、オフの間に1年間戦える体力作りに取り組んでいます。ダイキンオーキッドは初めての出場です。開幕戦から戦えることに感謝をして、ベストを尽くして頑張ります。2023年はツアー3勝目を挙げられるように頑張ります」