吉本ひかる単独首位で初V王手 渋野ら同じ黄金世代12人目 「バーディー合戦」に気合

 10番のティーショットを放つ吉本ひかる
 16番でセカンドショットを放ち笑顔の吉本ひかる。通算16アンダーで首位
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 「女子ゴルフ・明治安田生命レディス・第3日」(11日、土佐GC=パー72)

 首位から出た吉本ひかる(24)=マイナビ=が7バーディー、ボギーなしの65でスコアを七つ伸ばし、通算16アンダーで単独首位に立った。最終日に渋野日向子や畑岡奈紗らと同じ1998年度生まれの黄金世代12人目の優勝を目指す。2打差の14アンダーにささきしょうこ、11アンダーに小祝さくら、堀琴音、野沢真央ら4選手がつけた。西村優菜は10アンダーの7位。9アンダーの11位に勝みなみ、古江彩佳、山下美夢有ら。

 最後まで攻め手を緩めなかった。吉本が1打リードで迎えた最終18番パー4。残り144ヤードを7番アイアンでピン右1メートルにつけると、楽々とバーディーパットを沈めて通算16アンダーに伸ばした。

 2位に2打差をつけてフィニッシュし「きょうも結構ショットが安定していた。パットも昨日よりはいいのが入っていたので落ち着いてできた」と振り返った。

 この日もショットの安定感が光った。前日は全ホールでパーオンし、この日も外したのは1度だけ。第1打を左ラフに入れた16番パー4は、残り97ヤードのつま先下がりの第2打をピッチングウエッジでピン左奥4メートルにつけてバーディーを奪った。

 2019年に2位が2度。黄金世代でも早くから勝利が期待された一人だが、その後はドライバーが190ヤードしか飛ばなくなるなど極度の不振に陥った。

 松山英樹の専属トレーナーを務めた飯田光輝氏の指導を昨年から受け復調。このオフも体幹や下半身を強化し「手だけで打たず、体を使って打てるようになってきた」。傾斜地からのショットも「少しずつうまくなっている」とグリーンを捉え続けている。

 昨年8月のNEC軽井沢72は首位タイで最終日を迎えたが、バックナインはすべてパーで1打差2位に終わった。伸ばし合いの今大会で同じ轍(てつ)は踏まない。「バーディー合戦だと思うのでいっぱい取らないと。60台を目指して頑張りたい」。今度こそ優勝をつかむ。

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