「米女子ゴルフ・ドライブオン選手権・第１日」（２３日、マウンテンＧＣ＝パー７２）

　日没サスペンデッドのため３人が競技を完了できなかった。日本勢は全員がホールアウトし、勝みなみ（２４）＝明治安田生命＝が６８をマークし、４アンダーで古江彩佳とともに暫定１６位につけた。西村優菜と笹生優花は７０の暫定４８位。渋野日向子と上原彩子は７４の同１２６位と出遅れた。アリソン・リー（米国）ジェニー・シン（韓国）ガビー・ロペス（メキシコ）が６５で回り、暫定トップに並んだ。

　米ツアーに本格参戦した最初の大会で６８の好発進となった勝は「伸び伸びプレーできた」と元気な笑顔をみせた。「緊張はなかった」とショットは序盤から安定。２番で３メートル、４番は５メートルを沈めてバーディーを奪うなどパットもさえ、４アンダー。自己採点は８０点と高かった。

　初日のドライバー平均飛距離は大会トップクラスの２９８ヤードを記録し「好結果につながった」。３０４ヤードのパー４だった１４番は第１打でグリーン手前まで飛ばしてバーディー。２オンを逃してバンカーに入れたパー５の１８番も、第３打で寄せてスコアを伸ばした。

　日本が優勝を決めたＷＢＣの決勝を古江とテレビ観戦。「すごくうれしかった」と喜んだ勝は、第２ラウンドに向け「一つでも多く伸ばしたい」と声を弾ませた。