石川遼 10位発進“ファン”金谷拓実と同組で好リズム「僕の方が上位に行けるよう」
「男子ゴルフ・東建ホームメイト・カップ・第1日」(30日、東建多度CC名古屋=パー71)
石川遼(31)=CASIO=が6バーディー、2ボギーの67で回り、4アンダーの10位で今シーズンのスタートを切った。同組の金谷拓実が7バーディー、ボギーなしの64をマークし、7アンダーで今平周吾と並んで首位発進。1打差の3位に細野勇策、浅地洋佑がつけた。2打差の6アンダー5位に大堀裕次郎、内藤寛太郎ら5選手。中島啓太と蟬川泰果はともに69で2アンダーの33位。河本力はイーブンパーの67位と出遅れた。
最後も長いパットをしっかり決めた。石川は最終9番パー4でも伸ばして4アンダーで終え、「(残り)110ヤードから8メートルなんで、すごくいいバーディーって感じではない」。そう言いながらも「自分が思ってるよりは悪くないゴルフなのかな」と振り返った。
出だしからティーショットは好調。前半でフェアウエーを外したのは2度だったが、この日は2打目で苦戦した。2ホール目の11番パー4ではグリーン左に外すなどし、ボギーが先行した。
「特に今日は4、5、6番アイアンがミスの方が多かった」。一方で12番パー5では左カラーからの3メートルをパターで沈め、17番パー5もグリーン左からのアプローチをピン下1メートルにつけてバーディー。ショートゲームでスコアを作った。
同組で首位発進した金谷とのプレーも好スコアの要因かもしれない。金谷が「遼選手と回るときはいつもいいリズムでできる。スターだからですかね(笑)。あしたも楽しみ」と言えば、石川も「僕はそもそも金谷選手のファン。見てて楽しい。勝負師としてのスピリットも感じる」と相性はバッチリだ。
ただ石川は「優勝争いはほとんど一緒にしたことない。僕の方が上位に行けるよう頑張る」とも付け加えた。ロングアイアンを修正できれば、長いパー3やパー5で納得のいくバーディーが取れる。「まずはいいスコアを出せるものをしっかり準備していく」。最終日に同組で優勝を争えるかは自分次第だ。