石川遼 首位浮上「素直にうれしい」 コツコツ2日連続66 自分のゴルフに手応え

 1番のティーショットと放つ石川遼
 通算14アンダーでホールアウトする石川遼
2枚

 「男子ゴルフ・東建ホームメイト・カップ・第3日」(1日、東建多度CC名古屋=パー71)

 5位から出た石川遼(31)=CASIO=が1イーグル、6バーディー、3ボギーの66でスコアを五つ伸ばし、通算14アンダーで星野陸也とともに首位に立った。最終日に昨年11月以来の通算18勝目を目指す。2打差の4位に金谷拓実ら5人、11アンダーの9位に前日トップの細野勇策ら2人が並び、首位から3打差までに10人が入る混戦となった。

 課題に向き合いながらコツコツとプレーしてきた石川が首位に立った。ボギー直後の12番パー5は残り216ヤードを5番アイアンで2オン。奥からの8メートルを沈めイーグルとした。

 思い通りの3打を「そんなことはなかなか起こらない」と謙遜したが、首位浮上には「素直にすごくうれしい」。そして「コツコツと積み重ねているもの、練習してることはある程度できてる実感はある」と続けた。

 連日の66。満足感は「ほとんど変わらない」という。「ピンポジションも天気も体の調子も変わる。すべては諸行無常。その中で自分の根幹としている部分がどっしりしてる」。環境や状況に左右されない自らのゴルフへの手応えがある。

 主催するジュニア大会出身で同組の田中に結果として格の違いを見せつけたが、誰が相手でも「闘志メラメラみたいなのはない」。それは最終日も同じ。前回優勝時以来の星野との最終組を「おのおののストーリーがありながらの最後の18ホール。本当に楽しみ」と受け止めた。

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