今平周吾 2打差4位から一気逆転V 18、19年の賞金王が大会記録通算20アンダー

 優勝カップを手に笑顔の今平周吾
 18番でバーディパットを沈め、通算20アンダーでホールアウトした今平周吾
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 「男子ゴルフ・東建ホームメイト・カップ・最終日」(2日、東建多度CC名古屋=パー71)

 4位から出た今平周吾(30)=ダイヤゴルフ=が8バーディー、ボギーなしの63でスコアを八つ伸ばし、大会レコードの通算20アンダーで逆転優勝した。昨年5月のゴルフパートナー・プロアマ以来となるツアー通算8勝目。首位から出た星野陸也は67で2打差の2位、同じく首位から出た石川遼は68でハン・リー(韓国)と並び3打差の3位に終わった。15アンダーの5位に堀川未来夢、細野勇策ら3人。中島啓太、金谷拓実は8位だった。

 最後は力強く右拳を握った。最終18番。今平が2メートルのバーディーパットを沈めた。「優勝の可能性が確実になると思い、決めたいと思った」。20アンダーに伸ばし、この時点で2位以下とは3打差に。勝利を確信した。

 首位の石川らと2打差4位からスタート。前半は想定より1個少ない2バーディーだったが「意外と上も伸びていなかったので、まだチャンスはある」とあきらめなかった。

 9番で2メートルを決めたことで「いいタッチで入った感触が残った」とパッティングのイメージがよくなり、10番でも5メートルを沈めた。12番のバーディー後には「ボードを見て(首位と)2打差。自分が伸ばさないと」とさらにギアを上げて、14番まで3連続。一気に首位に立った。

 2018、19年と2年連続賞金王。昨季は2勝しながら奪還はならず、オフは原点回帰した。かつての日課だった地元埼玉県入間市にある約240段の階段ダッシュ10往復を再開。マシントレーニングでは得られない「バネのある強さ」を下半身に取り戻した。

 6季連続の通算8勝目だが開幕戦Vは初めて。「次の試合も優勝する気持ちで。また賞金王を取れるよう頑張っていきたい」。今季の目標である自身初の年間3勝へ一気に駆け上がる。

 ◆大会レコード264(通算20アンダー) 今平周吾が達成。2006年にW・パースキーがマークした267を3打更新した。

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