馬場咲希 笑顔の5位フィニッシュ 悪天候で中断中「マジで爆睡(笑)」→連続バーディー

 通算2アンダーで5位フィニッシュの馬場咲希
 ホールアウトし、笑顔を見せる馬場咲希(共同)
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 「米女子アマゴルフ・オーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権・決勝R」(1日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 14位から出た馬場咲希(17)=東京・代々木高3年=は6バーディー、1ダブルボギー、2ボギーの70をマークし、通算2アンダーの5位で大会を終えた。14位から出た荒木優奈は73で通算1オーバーの9位。六車日那乃は77で通算5オーバーの22位だった。世界アマチュアランク1位のローズ・チャンが通算9アンダーで並んだジェニー・ベ(ともに米国)とのプレーオフを制して優勝した。

 世界最高の舞台で堂々とラウンドしてみせた。聖地オーガスタで軒並みスコアを落とす選手が多く、アンダーパーはわずか3人。その中で、馬場はこの日のベストスコア70をたたき出した。

 インからスタートすると持ち前のショットがさえ、最高の滑り出しを見せた。「マスターズでもインを見てたことが多くて11番の景色は覚えていた」。11~13番は神に祈るほどの難所で「アーメンコーナー」と言われるが、その入り口の11番パー4でフェアウエーからの第2打を左2メートルにつけ、初バーディー。13番はラフからの第2打を得意な距離の78ヤードに刻み、第3打を1メートルに寄せて二つ目を奪った。

 前半だけで4アンダー。ただ、折り返して3番でボギーをたたくと、続く4番は寄せのミスも響き、ダブルボギーと勢いに陰りが出た。その矢先、悪天候で一時中断。椅子に座り、驚きの行動で気持ちを切り替えた。

 「寝ました。マジで爆睡(笑)。2時間くらい。寝るのはあまり良くないかなと思ったけど、(悪いことは)忘れられた」

 6番のボギーでスコアはイーブンになったが、ここから反撃開始。7、8番と連続バーディーで盛り返し、再びリーダーボードの上位へ浮上した。「諦めずに最後までプレーしようと思ったら、最後に二つバーディーがきたので良かった」。天真らんまんな笑顔で振り返り、オーガスタでの1日を終えた。

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