比嘉一貴 スーパーショットで魅了 大先輩から助言 目指すは「来年の出場権」12位以内

 「米男子ゴルフ・マスターズ」(6日開幕、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 マスターズ初参戦の比嘉一貴(27)=フリー=が3日、前半9ホールの練習ラウンドを行った。初めて回るオーガスタ・ナショナルGCで、グリーン周りなどを入念にチェック。次回大会の出場権確保を目標に掲げた。2年ぶり2度目の優勝を目指す松山英樹はコースには出ず、練習場でパットやショットの調整を入念に行った。

 比嘉が夢にまで見たオーガスタ。その憧れの舞台で練習に時間を割いたのはショートゲームだった。各ホールのグリーン周りを入念にチェック。まだアウトコースの9ホールしか回っていないが「テレビで見るより難しい。非常に神経を使わないと駄目」と日本の賞金王は警戒を強めた。

 目の肥えたパトロンを早速沸かせた。6番パー3。放たれたショットがグリーン左のピンへ傾斜をつたい、30センチに寄ると歓声が上がった。「センター狙いで(ボールを)見てなかった」。意図していなかったスーパーショットだったが「なんで拍手をもらえるんだろうと思っていた。それが本番だと何倍も歓声をもらえると思ったら良い瞬間だった」と胸を躍らせた。

 2人の大先輩からマスターズ対策も伝授された。松山からは「木曜日からガラッと変わる。練習ラウンドでこれがマスターズだと備えない方がいい」と助言を受け、2009年4位の片山晋呉からも、バンカーやパターの打ち方をアドバイスされたという。

 昨季国内での活躍が認められ、特別招待で届いたマスターズの切符。「呼んでいただいて本当にラッキーだと思うし、このラッキーで来年の出場権(12位以内)を得られる順位にいられれば」。夢の舞台で爪痕を残してみせる。

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