松山が比嘉とレッスン兼ねた練習ラウンド 2年ぶり優勝へ静かな闘志「それを目指さないで来ているわけじゃない」

 ティーショットを放つ松山英樹。後列にブリヂストンの帽子をかぶった馬場咲希がスイングを見つめる
 比嘉一貴(左)に助言する松山英樹(中央)
練習ラウンドで調整する松山(中央右)と比嘉(共同)
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 「米男子ゴルフ・マスターズ」(6日開幕、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 2年ぶり2度目のマスターズ制覇を目指す松山英樹(31)=LEXUS=が公式練習日の4日、特別招待で初参戦する比嘉一貴とアウトコース9ホールの練習ラウンドに臨んだ。

 後輩の指南役を務めながらの調整。入念にコースをチェックし、比嘉にオーガスタでの立ち回り方を伝授した。「聞いてくれば答えますし一貴も3週間ずっと一緒にいるので。欲しい情報があったら聞いてくると思うので、自分の思ったことを伝えてるだけ」とさも当然のように振る舞う松山だが、比嘉は「たぶんこうなるだろうなということを松山さんが想定してくれて教えてくれるので、聞く隙もないような。なんて贅沢な時間をすごしたんだろう」と感謝している様子だった。

 昨年から悩まされ続けた首の痛みは「大丈夫」とコンディションは悪くない様子。予選ラウンドは昨年の全英オープン覇者のキャメロン・スミスらと回る。

 当然自身も2年ぶりのグリーンジャケット奪還へ、静かに闘志を燃やしている。昨年は予選ラウンド2位で通過しながら、決勝ラウンドでは爆発できず悔しい14位。「それを目指さないで来ているわけじゃない」と力を込めた。

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