松山英樹 2年ぶりソレ(優勝)奪還だ 「目指さないで来たわけじゃない」

 青木功氏(右)と握手を交わす松山
 ティーショットを放つ松山。後列にブリヂストンの帽子をかぶった馬場咲希がスイングを見つめる(撮影・中谷大志)
 練習場で調整する松山英樹(左)=共同
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 「米男子ゴルフ・マスターズ」(6日開幕、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 2021年大会以来の優勝を狙う松山英樹(31)=LEXUS=が4日、初出場の比嘉一貴と9ホールの練習ラウンドに臨み、2度目のVへ意気込みを示した。予選ラウンドの組み合わせも発表され、昨年の全英オープン覇者のキャメロン・スミス(オーストラリア)、任成宰(韓国)と同組になった。比嘉は17年大会優勝のセルヒオ・ガルシア(スペイン)らと同組。公式会見で25度目の出場を表明した優勝5度のタイガー・ウッズ(47)=米国=は東京五輪金メダルのザンダー・シャウフェレ(ともに米国)らと回る。

 2年ぶりのグリーンジャケット奪還へ-。松山が本格的に動き出した。「それ(優勝)を目指さないで来たわけじゃない」。決戦の舞台となるオーガスタへコース入りし、約3時間みっちりと練習ラウンドを行った。

 東北福祉大の後輩・比嘉とアウトコース9ホールを入念にチェック。前日に降った雨の影響で少し湿ったコースコンディションの中、バンカーやグリーンの傾斜、速さを確認し、2人で和やかにコースを進んでいった。ショットの感触については「どうなんでしょう。試合をやってみてっていう感じ」と話すにとどめた。

 初出場の比嘉に対して、オーガスタでの立ち回り方を手取り足取り伝授した。「自分の思ったことを伝えているだけ」。10年連続12度目の出場とコースも熟知しており、後輩に配慮する気遣いも見せた。

 もっとも、2度目の栄冠へ心配されるのが、昨年から悩まされ続けてきた首の痛みだ。2週前は痛みが出て大会を途中棄権した。ただ、先週のテキサス・オープンは4日間を完走し、15位。この日も痛みを気にするそぶりもなく「大丈夫」とうなずいた。

 連覇を目指した昨年大会は14位。言葉数こそ多くはなかったが、リベンジへ静かな闘志を燃やすように、表情を引き締めていた。

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