松山英樹“ヒデキチャージ”中断で苦笑 暫定18位浮上も悪天候で水を差される

 「米男子ゴルフ・マスターズ・第2日」(7日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 悪天候の影響でサスペンデッドとなり、39人が競技を終えられなかった。26位から出た松山英樹(31)=LEXUS=は9番の途中までプレー。8ホール終了時点で2バーディー、ボギーなしの通算3アンダーで暫定18位に浮上した。特別招待で初参戦の比嘉一貴は14ホール終了時点で通算4オーバーの同56位。メジャー4勝の実績を持ち、現在新ツアーの「LIV招待」でプレーするブルックス・ケプカ(米国)が通算12アンダーで暫定ながら単独首位に立った。

 “ヒデキチャージ”は翌日に持ち越しとなった。第2ラウンドは最終組でスタート。悪天候による中断も動じず、松山は8ホールでスコアを二つ伸ばし、じわりと上位へ接近してきた。

 まずは初日もバーディーを奪った2番パー5。グリーン右手前のバンカーからの第3打を、左に振られたピンの2・5メートルに絶妙に寄せる。これをきっちり沈めて、この日初バーディーを奪った。

 6番パー3では第1打を放った後に、悪天候により一時中断。それでも、集中力は切らさなかった。再開後、6、7番とバーディーパットはわずかにショートしたが、パー5の8番をきっちりものにする。

 ティーショットはフェアウエーバンカーにつかまり、第2打はフェアウエーへ。残り130ヤードから前日「縦距離がずれている」と話していたアイアンショットでピン奥4メートルにつけると、下りのフックラインを読み切って通算3アンダーに伸ばした。

 9番パー4ではエッジからのアプローチがカップをかすめ、60センチにつけた。すると、ここで再び天候悪化で中断となり、サスペンデッドに。水を差された松山は、苦笑いでコースを引き揚げた。

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