先週は、女子ツアーも男子ツアーも若い選手が優勝しましたね。

　女子ツアーは、２０歳の岩井明愛選手のツアー初優勝でしたね。誠におめでとうございます。

　昨年２勝した岩井千怜選手と双子姉妹ですが、男子ツアー、女子ツアーを通じて、双子とも優勝したのは史上初とか。それだけ難しいことなんですが、それを１９歳と２０歳とで成し遂げたんですから…本当にあっぱれです！

　男子の関西オープンは２２歳の蟬川泰果選手が独走優勝でしたね。誠におめでとうございます。プロ転校後の初優勝ですが、昨年アマチュアでツアー２勝している実力者ですからね。

　ちなみに、蟬川選手を今年のソニーオープンで生で初めて見ましたが、その飛距離は群を抜いていましたね。自分より大柄な外国人選手を飛距離でかなり置いていってましたからね。本当に今の若手選手の飛距離には目を見張るばかりです。

　そんな中で嬉しいニュースもありました。なんと６７歳の倉本昌弘選手が関西オープンで通算２アンダーの３９位で予選を通過されましたね。男子ツアーでは史上２番目の高齢予選通過記録だそうです。

　倉本さんはシニアツアーで一緒の組になってもまだ私より飛距離も出ますし、今でもシニアツアーで誰も敵わない技術の持ち主でもあります。ただ、試合会場に必ずパターを数本は持って来られて、あれこれやっておられますが…。お互いパッティングに苦労していますが、パターを試合毎に換えられる倉本さんが羨ましくもあります。私は勇気がなくて、なかなか換えられないので（笑）。

　というわけで、今週はシニアツアー第２戦ノジマカップシニアに出場します。開幕戦は沖縄特有の高麗芝のグリーンに手こずりましたが、今週はパッティングを立て直して上位に入れるように、気合い入れて頑張ってきますわ。

　◆田村尚之（たむら・なおゆき）１９６４年６月２４日生まれ。廿日市市出身。修道中時代に関西ジュニアで優勝。高校、大学ではいったんゴルフを離れ、東京理科大卒業後、マツダ勤務時代に再開。現在は呉市の河商に勤務する。アマ時代の主な成績は日本ミッドアマ優勝３度、日本オープンベストアマなど。倉本昌弘プロの勧めでプロ転向を決意し、１３年プロテストに一発合格。シニアツアー通算２勝。１７３センチ、６５キロ。家族は妻と２子。長女は中国放送の田村友里アナウンサー。