金谷拓実 不動心ゴルフで4位浮上 「今は自信がある。毎日同じことを繰り返すだけ」

 金谷拓実
 通算11アンダーで4位の金谷拓実
2枚

 「男子ゴルフ・ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!・第3日」(22日、PGM石岡GC=パー70)

 5位から出た金谷拓実(24)=Yogibo=が4バーディー、1ボギーの67で回り、通算11アンダーで首位と2打差の4位に浮上した。日常生活から「心拍数を上げない」と意識する落ち着いたゴルフで今季国内初Vを狙う。日本勢では66をマークした星野陸也が同じく4位。64をマークし、通算13アンダーに伸ばしたアーロン・コカリル(カナダ)が首位に立った。

 金谷が不動心のゴルフでV戦線に残った。ミスショットが出ても、“心拍数”をキープ。スコアを三つ伸ばし、「良いラウンドができた。また明日も自分らしいプレーを」と普段通り、ひょうひょうとした表情で先を見つめた。

 思うようにいかないプレーはゴルフに付きもの。11番パー4。風の影響もあり、ティーショットが左の林へ。第2打はフェアウエーに出すだけで精いっぱいの3オン2パットのボギーとなり、悔しさからか、一瞬だけ顔をしかめた。パー5の16番は欲しかったバーディーが取れなかった。

 それでも、「その後は良いショットを打てた」と引きずらない。最終18番は「フォローの風も吹いていたので、チャンスもある」と残り150ヤードから第2打を1メートルにつけて、バーディー締め。狙い通りの一打で、首位に2打差と食らいついた。

 前日もショットの不調で、怒りの感情を表す場面もあった。そういう時は「心拍数を上げないように」と意識するという。会話や食事、歩行など、今年からコース外の日常生活でも心の落ち着きを意識している。

 2月のアジアンツアーで2年ぶりのトーナメントVを飾り、さらに余裕も出てきた。「今は自信があるので、毎日同じことを繰り返すだけ」。精神的に大人になった金谷が、最終日も淡々とスコアを作り上げていく。

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