金田久美子 B5版“キンクミノート”で好発進 就寝前の復習実って首位に2打差6位
「女子ゴルフ・パナソニックレディース・第1日」(28日、浜野GC=パー72)
金田久美子(33)=スタンレー電気=が3バーディー、ボギーなしの69で回り、首位に2打差の6位と好発進した。67を出した川岸史果、吉田弓美子が首位。永峰咲希、葭葉ルミ、フェービー・ヤオ(台湾)が68で3位に並び、2週連続優勝を目指す神谷そらは70で12位につけた。
“考えるゴルフ”で金田が好スタートを決めた。最終18番。第1打を左へ曲げ第2打で前方の木がスタイミーになったが、右のサブグリーンを狙い、30ヤードのアプローチを1メートルに寄せてパーセーブ。「最後はナイスパーだった」と“金髪”をなびかせた。
浜野名物の強風と手ごわいラフという難しい条件の中、ボギーフリーで回った。5番で8メートルを沈めてバーディーを先行。7番は残り125ヤードをPWで2・5メートルに乗せてスコアを伸ばした。13番は15ヤードのアプローチをウエッジでフワリと上げてチップインバーディー。「今年は初日は出遅れみたいな感じだけど、今日はノーボギーだったので、いいゴルフができたと思う」と自己評価した。
B5版の“キンクミノート”が堅実なプレーを支えた。「3週前から、寝る前にゴルフで気がついたことを書いている。今日は『よく耐えた。自分頑張ったね』と書くかな」。先週はアドレスが猫背になっていたことを書き、すっと伸ばすようにしたらショットがよくなったという。
25日のプロ野球、ロッテ-西武戦で始球式を務め、大きな刺激をもらった。「WBCもすごく感動したし、すごく楽しかった。スポーツは好き。自分も(残り2日間)全力で頑張る」。“ニューキンクミ”が昨年10月の樋口久子・三菱電機レディース以来の優勝を見据えた。