石川遼は10アンダーで4位 開幕戦以来のトップ10入りに手応え「なかなかよくなっている感じが正直ある」

 1番のティーショットを放つ石川遼
 18番でラインを読む石川遼
 18番でラフからショットを放つ石川遼
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 「男子ゴルフ・中日クラウンズ・最終日」(30日、名古屋GC和合C=パー70)

 6位から出た石川遼(31)=CASIO=が1イーグル、6バーディー、3ボギーの65でスコアを五つ伸ばし、通算10アンダーの4位で終えた。

 1番をバーディー発進した石川が、2番パー5でイーグルを奪った。218ヤードの第2打を4番アイアンで放ったショットがピンそば50センチへ。楽々と沈めて2ホールで三つ伸ばした。前日のホールインワンに続くアルバトロスか、というスーパーショットだったが「そんなに欲深くない」と笑顔で振り返った。

 首位と6打差の5アンダーから「目標の10アンダーにどれだけ早いタイミングでいけるかだった」と順調に伸ばした。ただ、優勝した岩田がさらにハイペース。「自分が15アンダーまでいくことはイメージしていなかった。寛さんがすごいプレーで脱帽しかない」と勝者をたたえた。

 優勝には届かなかったが、3位だった開幕戦以来のトップ10入り。「春先の4試合でこの成績は、なかなかよくなっている感じが正直ある」という。「特にロングゲームを3年かけて最優先でやってきた。もっともっと練習して、もっともっと信じられるようにしたい」。スイング改造は「微調整は常にあるが、これから変えるところはない」という段階まで到達した。

 「今まではその場その場の感触、感覚で一期一会のショット、いいのを一回打ってもすく消え去っていく感じだった。それとは180度違う感じでゴルフをやるようになって、より練習が意味を持つようになってきた」と石川。「試合でよければいいみたいに甘えていた自分がいる。練習をもっと大事にするというか、そういう試合運びをしたい」と、今季初優勝を見据えた。

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