岩田寛、和合2勝 青木功&ジャンボ&片山に続いた日本選手4人目 クールガイがニヤリ「僕だって口元緩むこともあります」

 18番、通算15アンダーで優勝し、ガッツポーズする岩田寛(右)。奥は3位の蟬川泰果
 通算15アンダーで優勝し、トロフィーを掲げる岩田寛
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 「男子ゴルフ・中日クラウンズ・最終日」(30日、名古屋GC和合C=パー70)

 2位から出た岩田寛(42)=フリー=が6バーディー、1ボギーの65で五つ伸ばし、通算15アンダーで1打差を逆転して優勝した。昨年8月の長嶋茂雄招待セガサミー杯以来の今季初勝利で通算5勝目。今大会は2021年以来、2年ぶり2度目の優勝。1973年のツアー制度施行後で大会複数回優勝は青木功と尾崎将司の5度、片山晋呉の2度に次いで4人目となった。首位から出た星野陸也は69で12アンダーの2位。4打差3位が蟬川泰果、5打差4位が石川遼だった。

 クールなガッツポーズで喜びを表現した。50センチのウイニングパットを沈めた岩田は「しなきゃな」と義務感?で両手を上げた。少ししてニヤリ。「僕だって口元が緩むこともありますよ」と照れくさそうに振り返った。

 1番パー4で3メートルを沈めて1打差を追い付き、2番パー5も3メートルを決め連続バーディーで単独首位に立った。12番パー4での6個目のバーディーで16アンダーまで伸ばしたが、「13番からショットがおかしくなった」とピンチを迎えた。

 パー3の第1打を右奥バンカーに入れ、2打目は2メートルもオーバー。「絶対に入れなきゃいけないと思った。4打差あったが、1個ボギーを打ったらズルズルといってしまいそうな気がしたので」。スライスラインを決めきり「きつかった」という残り5ホールを1ボギーで乗り切った。

 ツアー制度施行後では、この大会で複数回勝った日本選手は青木功、尾崎将司、片山晋呉に続き4人目。「めちゃくちゃ光栄だが、その3人は偉大すぎる。まだまだだなと思う」。そう謙遜し「40代で勝ち星を重ねてきた人が何人かいるので自分も続きたい」と続けた。

 「藤田さん。ビジェイ・シン。ジャンボさんも。谷原さんも去年勝った」。2年前に40歳でこの大会に勝ち、昨夏の長嶋茂雄招待セガサミー杯と3年連続の白星。「まだ年間2勝はしたことがない。2勝目を目指してまた準備していきたい」。強い40代が男子ツアーに君臨する。

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