吉田優利が会心チップインバーディー締めで首位と1打差2位「本当に良いゴルフ」 国内メジャー今季初戦
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・第1日」(4日、茨城GC西C=パー72)
吉田優利(23)=エプソン=が3バーディー、2ボギーの71をマーク。首位と1打差の2位で初日を終えた。
「本当に良いゴルフをしていた。たぶん今年で一番良いゴルフというか、自分で納得できるゴルフができてます」
最後の最後に会心の一打が飛び出した。最終18番パー4。グリーン手前、残り12ヤードから58度のウエッジで放った3打目は、フロントエッジに落ちて2バウンドし、グリーンを転がってそのままカップの中に消えていった。ギャラリーからは歓声が上がり、吉田は笑顔で左手を上げる。圧巻のチップインバーディーに「うまくバウンドが左にキックしてくれたので、良いチッピングだったと思います」と振り返った。
国内メジャーの難コースとあって、吉田のアプローチのうまさは大きな武器になる。今季9戦でリカバリー率はトップの74・3056%。プロ4年目と若い吉田だが、得意のランニングアプローチには「場数を踏んでもっと経験したらうまくなれるんじゃないかな」とまだまだ伸びしろを感じていた。
メジャー初戦の舞台にも良いイメージがある。「もちろん難しいコースが好きです。このコースとは相性が良い。いつもここから調子が良くなるイメージ」と茨城GCの印象を語る。東コースで開催された2019年大会は、アマチュアで出場し4位に食い込んだ。
今季は7月の全米女子オープンにも出場資格を手にしている吉田。ただ、今は目前の大会に全集中している。「明日はどんなコンディションになるか。きょうとは違うはずなので、最初の数ホールで(傾向を)つかんでリズム良く回りたいと思います」。ペブルビーチでのビッグタイトル挑戦を前に、まずは初の国内メジャータイトルを奪取してみせる。